収容中の衰弱状態の男性 国際圧力により釈放

【大紀元日本10月28日】国際社会の圧力などにより、中国当局が24日、鉄道部元エンジニアで15年間の懲役に服していた法輪功学習者の王治文さん(65)を釈放したことがわかった。

長い間、父親の無実を訴えてきた王さんの娘・王暁丹さん(米国在住)は、父親の釈放を求めた米国会議員や法輪功関係者、報道した外国メディアなどに対し、「国際社会の正義の力が父を助けた」と感謝の意を表した。

1999年12月、法輪功への弾圧開始直後に「国家機密漏えい」「法律の執行妨害」などの罪で懲役16年の実刑判決を受けた王さんは、刑務所で長年拷問を受け、脳溢血を発症するなど体が極度に衰弱しているとみられ、今月の18日に洗脳施設に移送されていた。

本サイトは25日付報道で王さんのことを伝えた。

http://www.epochtimes.jp/jp/2014/10/html/d55291.html

王さんと同日に懲役18年を言い渡され、いまだ収容中の80代の学習者・李昌さんについて、王暁丹さんは「その健康状況を非常に心配しています。一刻も早く救出したい」と手放しで喜べない心情を語った。

弾圧当時、1億人の学習者がいたとされる中国伝統気功の法輪功には、王さんのようなエリートや、共産党員、同党幹部も多かったとみられ、1999年当時の江沢民国家主席が弾圧を発動した。以降法輪功は中国国内で禁止されている。

(翻訳編集・叶子)

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