中国太子党メンバー、「汚職取り締まりは命がけの戦いで情勢複雑」

【大紀元日本11月14日】香港メディア13日付の報道によると、中国共産党の故長老・胡喬木氏の娘・胡木英氏は取材で、太子党(党高級幹部の子弟グループ)は習近平・党総書記(国家主席)の腐敗撲滅運動を支持していると改めて表明し、「この運動は生死をかけた戦いと化した」と形容した。

香港のポータルサイト「鳳凰網」の取材を受けた胡木英氏は、「地方から中央まで氾濫する汚職幹部は手中の権利を駆使して汚職取り締まりに抵抗している(中略)。情勢は非常に複雑だ」と話し、習近平支持の発言を繰り返した。

今年2月中旬、江沢民派の主要メンバーで元最高指導部メンバー周永康氏の側近が相次ぎ汚職容疑で取り調べを受ける中、数百人の太子党メンバーが集まった定例の新年祝賀会で、胡氏は「これは殺すか殺されるかの戦争である。歴史上の恩讐を忘れ、横槍を入れない、邪魔しない、指導部の布陣を乱さない」と結束して習氏を支持するよう呼びかけた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。