カナダ、中国ハッカーの攻撃手口を公表 「フィッシングを常用」
【大紀元日本12月15日】カナダ政府のサイバーインシデント対応センター(CCIRC)はこのほど発表した研究報告書で、中国からのハッカー攻撃の手口を明らかにした。カナダ政府は7月、「中国政府の支援を受けた、極めて高度な技術を持つ集団」が同国の主要研究機関である国家研究会議(NRC)のシステムに侵入したとして、中国を名指して非難した。仏国営ラジオ・RFIが報じた。
それによると、CCIRCは5カ月の研究で中国のハッカー集団の「攻撃の周期」を把握したという。ハッカー集団は偽メールと偽Webサイトを使って、個人情報を盗み取ろうとする「フィッシング」という手法を常用している。NRCの職員の電子メールアドレスを収集し、悪意のあるリンクを送る。リンクをクリックすると、悪意あるソフトが自動的にダウンロードされる。この手口で職員のIDやパスワードを入手し、NRCのコンピュータシステムに侵入を図る。
報告書は、ハッカー集団は知的財産権、商業秘密とその他の専門性の高い情報を狙っているという。カナダ産業省の管轄に置かれている研究機関で、航空宇宙や情報通信、医療機器、建設・土木など、非常に幅広い分野にわたって研究開発を進めている
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。