【大紀元日本4月27日】4月21日、神韻芸術団の東京文化会館での公演を鑑賞した、日本舞踊教師の坂東調(しらべ)さんに感想を聞いた。
坂東さんは、神韻ダンサーが披露したような笑顔を見せてくれた。日本舞踊を舞い続けて26年。今回で公演鑑賞は4度目となる。神韻を「神の踊り」と例えた。
舞踊と音楽を通して、五千年の神伝文化に観客を誘う神韻芸術団。公式ホームページでは「舞台は中国古典舞踊をメインとする」と説明されている。
坂東さんは日本舞踊も中国古典舞踊について「表現の仕方は違いますが、天と地のもとに神様が中にあるという根本は同じだと思います」と、その共通点に触れた。
中国古典舞踊の歴史は数千年前にさかのぼる。神韻芸術団は「中国古典舞踊は、中国の豊かな伝統文化を内包している。このため、動作による表現が特に優れ、比類ない水準で人物の性格や感情を明確に表す。古今東西を問わずあらゆる時代の場面を、生き生きと描き出す力がある」と説いている。
ダンサーたちは神韻専属オーケストラの演奏に動きを合わせる。このオーケストラは西洋楽器をバックにして、二胡や琵琶などの古代中国の楽器が主旋律を奏で全体をけん引する。
坂東さんは、音楽は「神聖で清々しく、聞いていて気持ちが良かった」と述べる。特に戚暁春(チ・シャオチュン)による二胡の演奏『全ては今日のために』は、「心が洗われる気がしました」と感銘を受けたという。
また、舞台で舞い浮かぶように工夫された衣装も堪能し、演目は「全て素晴らしかったです」と語った。
ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、四つの芸術団が世界を同時巡演している。
(記者:ジェーン・グレイ/文・紫金)
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