断食月控え当局のビール祭 人権団体「公然の挑発」=中国新疆
【大紀元日本6月24日】イスラム教で飲酒が禁止されるなか、中国新疆ウイグル自治区ニヤ県当局はイスラム教の断食月「ラマダン」3日前の15日、「ビール早飲み祭り」を開催した。最高優勝賞は約1000元(約2万円)に当たる賞品だった。フランス通信社(AFP)などが報じた。
ウイグル人権団体は、当局による、イスラム教徒への抑圧が民族間の緊張状態を悪化させると非難した。しかし、中国政府は「宗教的過激主義者」が絶えず暴力事件を起こし、新疆がテロの脅威に直面していると主張している。
ドイツに拠点を置く亡命者組織「世界ウイグル会議」(WUC)の広報官、ディルクサット・ラクシット氏はAFPの取材に対し、新疆の「ビール祭」が「イスラン教の戒律に対する公然の挑発行為だ」として、当局の動きを厳しく批判した。
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