断食期間中に襲撃事件 18人以上死亡=新疆ウイグル自治区

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道によると、中国新疆ウイグル自治区のカシュガル地区で22日、ウイグル人集団による襲撃事件が発生した。警察当局者の話では、警官3人を含む18人が死亡。元政府職員の匿名証言では死者数は28人。中国国内メディアによる事件報道は無い。

 報道は現地警察当局者の話を引用した。それによると、道路検問所で停止しなかったウイグル人の車が突然バックし、追撃していた1人の警官に衝突、足を骨折するなどの重傷を負わせ、車に乗っていたウイグル人らが駆け付けた警官2人を刃物で刺し殺した。直後、応援のウイグル人と武装警官隊が相次ぎ現場に到着、激闘のすえ、ウイグル15人と警官1人が死亡した。ウイグル人の集団は刃物や爆発物を所持していたとされる。

 RFAの電話取材を受けたカシュガル地区某派出所の匿名警官は、内外で情報が厳しく封鎖されているとし、自身も事件の詳細と死亡者数を知らないと答えた。

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