G20 中国景気減速と株式不安が議題、「構造改革の加速を」
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は9月4~5日に、トルコ首都アンカラで開催された。各国は中国景気減速と株式市場の急落が世界経済成長に与えるリスクについて強い懸念を示した。
5日に発表された共同声明では、世界経済の成長は「われわれの期待に届いていない」とし、中国景気減速とその影響で世界同時株安などの金融市場の恐慌を主因とする世界経済の失速を回避するために「強調して、断固とした行動を取る」と表明した。
また同声明は、「通貨の競争的な切り下げを回避する」として、人民元の切り下げがきっかけで、世界各国が自国の輸出に有利になる意図的な通貨切り下げ、いわゆる通貨安競争をしないことを明記した。これは8月に中国人民銀行(中央銀行)が突然、人民元を大幅に切り下げたことを事実上けん制した形となった。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。