薬用植物 ユリ

ユリ(百合)はユリ属の多年草で、園芸植物として多くの品種が植えられています。美しい花を観賞するだけでなく、一部品種の鱗茎(りんけい)は食用、薬用にもなります。

日本ではヤマユリ、コオニユリ、オニユリの鱗茎が、中国ではハカタユリ、イトハユリ、オニユリの鱗茎が食用として栽培されています。生の鱗茎はユリ根と呼ばれ、鱗茎を乾燥させたものは百合干と呼ばれます。百合干は水でもどして炒め物にしたり、すりおろしてスープにとろみをつけるために使用したり、澱粉の原料として用いられています。

薬になるのはオニユリ、ハカタユリなどの鱗茎を乾燥させたもので、生薬として用いる場合は「ユリ」ではなく「百合(びゃくごう)」と読みます。滋養強壮、利尿、鎮咳などに効果があり、保険適応の辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方にも配合されています。

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