薬用植物 ユリ

ユリ(百合)はユリ属の多年草で、園芸植物として多くの品種が植えられています。美しい花を観賞するだけでなく、一部品種の鱗茎(りんけい)は食用、薬用にもなります。

日本ではヤマユリ、コオニユリ、オニユリの鱗茎が、中国ではハカタユリ、イトハユリ、オニユリの鱗茎が食用として栽培されています。生の鱗茎はユリ根と呼ばれ、鱗茎を乾燥させたものは百合干と呼ばれます。百合干は水でもどして炒め物にしたり、すりおろしてスープにとろみをつけるために使用したり、澱粉の原料として用いられています。

薬になるのはオニユリ、ハカタユリなどの鱗茎を乾燥させたもので、生薬として用いる場合は「ユリ」ではなく「百合(びゃくごう)」と読みます。滋養強壮、利尿、鎮咳などに効果があり、保険適応の辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方にも配合されています。

▶ 続きを読む
関連記事
6万件超のMRI研究で判明した、お尻の筋肉と2型糖尿病リスクの関係。理学療法士が教える、自宅でできる臀部エクササイズ5選を写真付きで紹介します
気分の落ち込みやストレスを感じるとき、食事は心の調子を支える一つの手がかりになります。バナナ、柑橘類、青魚、ダークチョコレートなど7つの食材を紹介します。
夏至から半夏生にかけては、陽から陰へと季節の流れが変わる節目です。しそ、タコ、オクラなどの食材を通じて、湿気によるだるさや脾胃の不調を整える養生の知恵を紹介します。
写真を撮るとき、なぜ「はい、チーズ」と言うのでしょうか。何気なく使っている掛け声には、自然な笑顔を引き出すための発音の工夫があります。
中医学では、経絡を気が巡る通り道と考え、流れの滞りが不眠や不安、こわばりなどの不調につながるとされます。日常で取り入れやすいツボ押しも紹介します。