韓国の俳優・ヒョンビンが次回作として、ユン・ジェギュン監督のアクション映画『共助』に出演することが決まった。北朝鮮の刑事イム・チョルリョンを演じ、2年ぶりの映画出演となる。ヒョンビンは03年にドラマ『ボディーガード』に出演し、芸能界デビュー。ドラマにはチョイ役での出演だったが、視聴者から問い合せが殺到。異例の新人と評された。デビューから12年経った現在では、韓国のトップ俳優と言われるまでになった。
ヒョンビンの両親は教師で、ヒョンビンは次男。幼い頃からの夢は、警察官かボディーガードだったというヒョンビン。高校生のときに先輩に誘われて演劇部に入り、そこで演技の魅力に惹かれ、俳優を志すことに決めた。父親はヒョンビンが警察大学で学び、警察官になってほしいと望み、ヒョンビンは家族から猛反対された。その後、家族の反対を押し切り、中央大学演劇映画科を受験して合格。意志を変えないヒョンビンを見た両親が折れ、彼は父と和解した。
ヒョンビンは03年にドラマ『ボディーガード』でデビューし、翌04年、MBC放送芸能大賞タレント部門特別賞、MBC演技大賞男性新人賞を受賞した。05年、『私の名前はキム・サムスン』で傲慢な社長役に扮し、その年のテレビドラマ第一位の視聴率を獲得した。同年にMBC演技大賞最優秀賞・人気賞・ベストカップル賞を受賞。それをきっかけに、韓国トップスターの仲間入りをし、翌年には『雪の女王』で主演を務め、翌06年、KBS演技大賞人気賞・ネチズン賞・ベストカップル賞を受賞した。
その後『シークレット・ガーデン』で女性と体が入れ替わる、財閥の御曹司キム・ジュウォン役を通じて一人二役に近い演技を披露し、第47回百想芸術大賞 テレビ部門大賞を獲得した。今年は『ハイド・ジキル、私』で極悪人のジキルと善人のハイドという二重人格の役を演じ、好評を博した。
今回2年ぶりの映画出演となったヒョンビン。北朝鮮の刑事イム・チョルリョンを演じ、北朝鮮の方言だけでなく、派手なアクションも見せる予定。ヒョンビンは03年にデビューしてから、ボディーガード役、高校生役、社長役、朝鮮君主役など、これまで様々な役を演じてきた。今回も朝鮮の刑事役とはまた違った役を演じるヒョンビン。ヒョンビンの演技に更なる期待と注目が集まっている。映画『共助』は来年初めにクランクインする予定。
(翻訳編集・玲子)
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