手作りウェットティッシュは、市販品に含まれる可能性のある有害成分への接触を減らしながら、コストを抑え、廃棄物を削減する手軽な方法です。
赤ちゃんの肌ケアにも日常の家庭掃除にも使えるこの方法は、自分のニーズに合わせた実用的な選択肢となります。
手作りにする理由
2025年に医学誌『Journal of Hazardous Materials』に掲載された研究では、ベビーワイプに有害な可能性のある合成抗酸化物質が含まれていることがわかりました。これらの化合物は化粧品の保存期間を延ばし、酸化を遅らせるために使われることが多く、製品を長持ちさせます。しかし、天然の抗酸化物質とは異なり、合成抗酸化物質は繰り返し使用することで肝臓・ホルモン・神経系に健康リスクを及ぼす可能性があります。
合成抗酸化物質だけがワイプの不純物ではありません。揮発性有機化合物(VOCs)――室温で容易に蒸発する炭素系化学物質――も、スキンケア製品に含まれることがあります。2023年に学術誌『Environmental Science and Technology』に掲載された研究では、VOCsへの接触が皮膚・目・呼吸器系の刺激、腎臓・肝臓の損傷、がんと関連していることが示されました。
アメリカでは、ベビーワイプの成分表示が必ずしも義務づけられておらず、既存のガイドラインも不十分な場合があります。健康を意識する人にとって、自宅で手作りすることは、より安全で自分好みにできる選択肢となります。
ウェットティッシュの種類と素材
アメリカ人は、スキンケアと家庭掃除の両方で大量のウェットティッシュを使用しています。ほとんどの使い捨てワイプは不織布素材で作られており、合成プラスチック繊維や天然植物繊維が使われています。
ワイプは一般的に2つに分けられます。
- スキンケア・個人衛生用のワイプ
- 掃除・消毒用の家庭用ワイプ
手作りの再利用可能なワイプは、通常100%オーガニックコットン・フランネル・竹・ヘンプなどで作られています。これらの素材は柔らかく、吸水性が高く、繰り返し使用できる耐久性があります。好みの生地や品質を選べ、バスルームやキッチンに合うデザインにすることも可能です。
利便性と衛生のために、「スキンケア用」と「家庭掃除用」の2つの容器にラベルを貼って分けて保存しましょう。使用する材料は似ていることが多いため、分けることで混同を防げます。
グレープフルーツの天然成分としての効果
手作りワイプの材料として意外かもしれませんが、グレープフルーツの種子エキスと精油は、自然派の掃除用品やスキンケア製品に広く使われています。爽やかな香りと、抗ウイルス・抗炎症・抗菌・抗真菌・抗微生物作用などの効果で知られ、ワイプをより長く清潔に保つのに役立ちます。
グレープフルーツ種子エキスもグレープフルーツ精油も、やさしい洗浄をサポートします。少量加えることで細菌の増殖を抑え、爽やかな柑橘系の香りも加わります。
手作りウェットティッシュの作り方
フランネルなどの四角い布を使って、環境にやさしい再利用可能なウェットティッシュを作れます。布はオンラインでも購入できます。ワイプを湿らせておくための密閉容器も必要です。蓋付きの瓶で十分です。

必要な道具
- 大きめのボウル
- コットン・フランネル・モスリンなどの再利用可能な布……15〜30枚(厚さと容器のサイズに合わせて調整)
- ワイプ保存用の密閉容器
- 混合用スプーンなどの道具
材料
- 温水……2カップ(カビ防止のため、煮沸・蒸留・ろ過したもの推奨)
- ココナッツオイルまたはアーモンドオイル……大さじ1〜2
- カスティール石鹸……大さじ1(家庭掃除用のみ)
- グレープフルーツ精油またはグレープフルーツ種子エキス……スキンケア用は3〜10滴、家庭掃除用は最大20滴
作り方
作り始める前に、布を折りたたんでおきましょう。市販のウェットティッシュのように1枚ずつ簡単に引き出せるようになります。

ステップ1:大きめのボウルに温水・オイル・カスティール石鹸を混ぜ合わせ、グレープフルーツ精油または種子エキスを加えます。
ステップ2:布を液に浸し、完全に染み込ませます。
ステップ3:ワイプを密閉容器に移し、1〜3週間以内に使い切ります。1週間を過ぎたら冷蔵庫で保存すると清潔さを保てます。
ステップ4:使用後は洗濯して再利用します。

アレンジのヒント
敏感肌や赤ちゃん用にはカモミール精油がおすすめです。家庭掃除用には、消毒効果の高いティーツリー精油がよいでしょう。
使用上の注意
まず手首の内側など皮膚の目立たない部分でパッチテストを行い、アレルギー反応がないことを確認してください。精油は高濃度のため、適切な希釈が必要です。赤ちゃん・子ども・敏感肌の方は0.5〜1%、健康な成人は最大2〜3%を目安にしてください。
使い捨てワイプを再利用可能なものに切り替えることで、刺激成分への接触を減らし、家庭ごみを削減し、長期的にコストを節約できます。
(翻訳編集 日比野真吾)
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