「八観六験」人の品格を見極める古人の知恵

デジタル時代を生きる人類は多くをコンピューターに頼り、物事を数字で判断するようになりました。その依存度は、コンピューター占いによって自分の運命まで機械任せにする人も現れるほど。しかし、自身の品格を高め、他人の品格を見極めるには、自らの経験や見識に頼るしかありません。人を見る目があるか否かは個人の能力の問題ですが、「人を見極める方法」を知っているかどうかも重要です。その方法の一つに、中国の戦国時代に編集された『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』に記されている「八観六験(はちかんろくけん)」というものがあります。「八観六験」とは、人間を八つの面から観察し、六種の方法で試し、その品格を見極める方法です。

「八観」

1、「通則観其所礼」 出世した人に対しては、その礼儀正しさを見ると良いでしょう。いつも謙虚でマナーの良い人もいれば、出世したことで傲慢になり、礼儀やマナーを無視する人もいます。礼儀正しいかどうか、ここに人間の品格が現れます。

▶ 続きを読む
関連記事
離婚率が高まる今こそ見直したい、古典が教える夫婦円満の知恵。「陰陽の調和」や「琴瑟相和す」に込められた意味をひもとき、現代の結婚生活に生かすヒントを探ります。
忘れっぽさは年齢のせいだけではないかもしれません。脳には「夜の清掃システム」があり、睡眠や食事、運動でその働きを高められる可能性があります。アルツハイマー予防につながる最新知見と具体策を解説します。
「どうしたの?」より大切な一言がある?200人以上の研究から見えた、子どものEQを育てる親の声かけとは。叱る前にできる関わり方のヒントを、今日から実践できる形で紹介します。
夜中に何度も目が覚めるのは年齢のせい?実は心臓からのSOSかもしれません。最新研究が示す夜間頻尿と心血管リスクの関係、見逃さないためのチェックと生活改善のヒントを解説します。
お金の不安は、年齢ごとの習慣で差がつく。10代から40代以降まで、今の自分に本当に必要な資産管理とは?複利を味方にする考え方と、年代別に見直したい実践ポイントをわかりやすく解説します。