パリ同時多発テロへの随想

【特別報道】世界には真・善・忍が必要

2015年11月13日、世界中に衝撃が走った。この日に起きたパリ同時多発テロで、20日までに129人が命を失った。その前日に、レバノンの首都ベイルートで自爆テロが発生、43人が死亡した。10月31日、エジプト発サンクトペテルブルグ行のロシアの旅客機がエジプト・シナイ半島で墜落、乗客乗員224人全員に生還者はいなかった。過激派組織IS(イスラミックステート)」による爆弾テロであることが判明した。

命を大切にするのは人類の本能である。罪なき人々を殺戮するのは、人性への最大の踏みにじりであり、文明への攻撃である。一連のテロ事件を受けて、国際社会から非難の声がいっせいに噴出した。「我々はみなパリ人だ」と市民やインターネットから声援の声が高まっている。各国政府もテロリストを打撃するため協議・連携を再開している。

死傷者に対する追悼と声援は、人性の輝かしい部分、人々の平和と安定への憧れ、邪悪に絶対に屈しない決意を表している。

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