古代中国の物語

度量の広い宰相

唐の時代、狄仁傑(てきじんけつ)と婁師徳(ろうしとく)の二人は、武則天に仕える政治家だった。しかし、狄仁傑は常に婁師徳を誹謗していた。

ある日、武則天は仁傑に、なぜ彼女が仁傑を登用したか知っているか、と聞いた。仁傑は、答えた。「私には卓越した才能があり、他人の助けを必要としません。優秀で、徳もあり、また世知に長けています」

すると、武則天は、「実は、私はあなたの事を、よく知らなかったのです」と言った。「ところが、師徳があなたの事を褒めちぎり、推薦するものだから、あなたに今の官位を与えたのです」

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