NASAの最新研究 南極の氷河は増加中
アメリカ航空宇宙局(NASA)の最新の研究結果によると、南極の氷河面積は増加傾向にあり、2013年に発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「南極の氷河は減少しつつある」という指摘とは、逆の結果となった。
ニューヨークに拠点を置く、アメリカ合衆国のビジネスや技術関連のニュースを専門とするウェブサイト「ビジネスインサイダー」11月4日の報道では、アメリカ航空宇宙局が最新の研究結果から「南極の氷河が融けるスピードは氷層が新たに形成されるスピードより遅く、その結果、南極全体の氷層はむしろ増えつつある」と指摘したと伝えた。
NASAのゴダード宇宙飛行センターの氷河専門家ジャイ・ズワルリ博士(Jay Zwally)は、衛星レーザー高度測量器を用いて氷層の高さを広範囲に測量した。そこから得られたデータを分析した結果、氷河の融解量よりも降雪による氷層の増加量の方が多いことが確認された。これにより、南極の氷河の融解が海水面の上昇を引き起こしている訳ではないという結論が導き出された。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。