加速化する資本海外流出 中国政府は数々の抑制措置
資本の海外流出がいっそう加速化する中、中国当局は1月中旬から、中国企業の対外直接投資への審査基準を一層厳格化した。今年に入ってから、当局はすでに数々の抑制措置を講じている。
香港メディアの報道によると、中国(企業)が対外直接投資を行う際にはもともと国家発展開発委員会(国家発改委)と商務部の審査を経る必要があったが、今年1月中旬から新たに国家外貨管理局の審査も義務付けられた。
新たに追加された手続きには、企業が銀行に資金の投資先を説明した報告書を提出することや、5000万ドル(58億9000万円)以上の両替をする際には事前の「審査」が必要であること、投資に関する契約書や支払伝票などを提出することなどが含まれる。そのため、審査にもさらに時間がかかるようになった。
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