七つの謎

秦の始皇帝陵

中国初の皇帝となった秦の始皇帝(紀元前259~210年)の墓「秦始皇帝陵」は、陝西省西安市から北東に30キロメートル離れた驪山(りざん)の北側にある。この墓は1974年に地元住民によって発見され、その後、墓を取り囲むように配置された8千数百体に及ぶ兵士や馬をかたどった兵馬俑(へいばよう)が発掘された。しかし、規模が大き過ぎる上に、発掘された文物を保護する技術が未熟なため、墓本体の地下宮殿は依然として埋もれたままである。未発掘のこの地下宮殿には七つの謎があるという言い伝えがある。

水銀の河川

「水銀を使って始皇帝陵に河川や海を作った」という記録が『史記』と『漢書』に見られるが、真実かどうかは謎のままである。大陸の地質学者、常勇氏と李同氏が始皇帝陵から土壌サンプルを採取して分析した結果、土壌の水銀含有量が異常に高いことが判明した。陵墓周辺で採取した土壌サンプルからは水銀が殆ど検出されなかったため、『史記』と『漢書』の記録は事実である可能性が高いと推測されている。

▶ 続きを読む
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます