自信をつけたいあなたに

たったこれだけで? ハーバード大教授のおすすめポーズとは

ハーバード大学社会心理学者、エイミー・カディ(Amy Cuddy)教授は最近の講演会で、ある簡単なポーズを毎日続けて行えば自信が持てるようになり、ポジティブになると話した。毎朝目覚めた後、両腕を上げてV字ポーズを作り、大きく背伸びをするというとてもシンプルな動作だ。

カディ教授は著書「存在感:最大の試練の時に、最強の自分であるために(Presence : Bringing Your Boldest Self to Your Biggest Challenges)」の中で、人間が体の動き、いわゆるボディランゲージが思想や感情に微妙な影響を与えることについて分析している。毎朝目覚めた時に大きく背伸びをすることで、全身が伸びてすっきりし、気持ちを落ち着かせることができると説明している。

様々な分野で活躍する人たちがプレゼンテーションを行うテッド・カンファレンス(TED Conference)でカディ教授は、「ワンダーウーマン」のような力強いポーズ(high-power poses/胸を張り、両手を腰に当て、両足を肩より大きく開き大地を踏みしめるポーズ)で立っているだけで、積極的で気楽に感じ、自信が湧いてくると説明した。また、類似するいくつかの力強いポーズを2分間継続すると、男性ホルモンであるテストステロン(testosterone/支配・統制しようと感じる時に分泌する)が20%増加し、コルチゾール(cortisol/落ち込む・ストレスを感じる時に分泌する)は40%減少するという実験結果を明らかにした。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。