宇宙探索

火星探査機から「自撮り」画像 地球へ届く

NASA(アメリカ航空宇宙局)はこのほど、現在火星に送り込まれている無人探査機「キュリオシティ(好奇心)」の新着セルフィ画像を公開した。

「火星に微生物の生存に適した環境が存在するか確認する」という主要ミッションを遂行するため、2011年11月に打ち上げられた無人探査機「キュリオシティ」は、昨年12月から「ナミブ砂丘(Namib Dune)」と名付けられた場所の調査を行っている。このような近距離での砂丘の探測は人類初である。

「キュリオシティ」は全長2メートルになる収縮可能なアームを利用してセルフィ画像を撮っている。昨年8月も、NASAはキュリオシティがシャープ山のふもとにある「マリアス・パス(Marias Pass)」で調査を行っている際に撮影されたセルフィ画像を公開した。

2014年6月には、「キュリオシティ」が火星に来て1周年(火星年)を記念して撮影されたセルフィ画像が公開された。火星上の一年は地球上の687日に相当する。

「キュリオシティ」の任務は、火星の土壌や岩石を採取・分析して、火星の気候や環境の変化の歴史を解読することである。着陸から3年が経過したが、今も問題なく活動を続けている。

(翻訳編集・山本アキ)