2014年3月8日に行方不明なったマレーシア航空MH370便ボーイング777機、未だ謎に包まれたままである (MOHD RASFAN/AFP/Getty Images)

アフリカ南東部に航空機の残骸、2年前に行方不明のマレーシア機か

アフリカ南東部モザンビークの海岸に、ボーイング777型機の機体の一部とみられる残骸が見つかった。2年前に乗員乗客239人を乗せたまま消息を絶ったマレーシア航空のMH370便のものである可能性があるとして、関係各国が調査を進めている。CNNが2日、米政府当局者からの情報として報じた。

長さ89センチ、幅56センチほどのこの残骸は、航空機の尾翼に取り付けられている水平安定板の断片とみられる。マレーシア運輸省が2日、同不明機のものかどうかはまだ判断できないとした。豪運輸安全局は3日、発見場所は合同捜索チームが想定していた地域範囲内にあること、今後マレーシア当局と連携して残骸を調べることを表明した。

2014年3月にクアラルンプール発北京行きの370便は消息を絶ち、航空史上最大のミステリーとなった。乗客227人のうち、中国人は153人、マレーシア人は38人、オーストラリア人は6人で、これまでにオーストラリアを中心とする各国の合同チームが捜索を続け、航空史上最高額といわれている費用の大半はオーストラリアが負担している。

今回の発見現場は、昨年7月に同機の残骸と断定されたものがみつかったインド洋西部のレユニオン島の西側約2100キロ先にあり、ロイター通信などによると、発見した米国人は個人で同不明機について調べていた。

(翻訳編集・叶子)

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