逃げた客室乗務員 置き土産は靴とコカイン=米国
米ロサンゼルス国際空港で18日夜、通関で呼び止められた航空会社の女性客室乗務員が、所持していたスーツケースと靴を放り出して逃げ出した。スーツケースには約31キロのコカインが入っており、現在警察がこの乗務員の行方を追っている。
事件当時、航空会社の乗務員が同空港の第四ターミナルで通関を行おうとしていたところ、その中の1人が米運輸安全管理局(TSA)の係員から抜き打ち検査を受けることを求められた。この時、この乗務員はかなり緊張した様子で携帯電話を使って外部と連絡を取っていたが、何語が話されていたのか、係員には分からなかったという。
係員が身分証の提示を求めたところ、乗務員は突然靴を脱ぎ捨てると、すぐ脇の上りエスカレーターを駆け下りて、第四ターミナルから逃げ去った。現場には、コカイン入りのスーツケースと脱ぎ捨てられたグッチの靴が残された。
米CBS放送が消息筋からの情報として報じたところによると、この客室乗務員は米格安航空会社、ジェットブルー航空の関係者と見られているが、同航空会社はCBSの取材に対し、回答していない。
ロサンゼルス国際空港警察の発表によると、この乗務員のスーツケース全体にコカインが詰められていたという。
(翻訳編集・桜井信一)
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