ちょっといい話
宴の席で 高僧が弟子に教えたこと
ある宴会の席でのこと。高僧に同行した弟子は、肉が精進料理に混ざっていることに気がついた。家の主人に知ってもらおうと、わざとその肉を見えるように料理の上に載せた。それを見た隣にいた高僧は、箸で素早くその肉を他の具の下に隠したが、弟子は再び肉を挟んで料理の上に置いた。しかし高僧は、またもやその肉を隠してしまった。
高僧は弟子に言った。「もう一度、その肉を取り出したら、私がその肉を食べてしまいます」。弟子は黙ってうなずいた。
帰途、弟子は高僧に言った。「料理人は、僧侶が肉を食べないことを知っていたはずです。なのになぜ、肉が精進料理に入っていたのでしょうか? 無礼な料理人は罰を受けるべきだと思いましたので、そのことを主人に知らせようとしただけです」
高僧は、「過ちは誰でも犯します。不注意であれ故意であれ、ご主人が料理人を処罰するところも、解雇してしまうところも私は見たくありません。理にかなうことは、もちろん大切ですが、人を許すことも必要です」と答えた。
(翻訳編集・潤)
関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説