IMF「中国ショックの影響が拡大、政策決定をより明確に」
国際通貨基金(IMF)は4月4日に公表した「国際金融安定性報告」で、今後、世界金融市場への中国経済ショックの影響は拡大の一途をたどるとの見解を示した。
IMFは同報告において、「過去5年間を見ても、中国の経済成長に関する新たなニュースが世界の株価に与える影響はほぼ4倍となった」とした。また、IMFの公式ウェブサイトによると、同基金の国際金融安定分析チーフのガストン・ジェロス氏は「中国が国際金融システムと統合していくにつれて、(世界金融市場への)中国の金融面の波及が今後、相当大きくなっていくことが見込まれる」と述べた。
世界金融市場の大きな混乱を巻き起こしうる中国。IMFは同報告で、中国政府に対して「中国の国際金融システムにおける重要性が高まるのに伴い、当局が自らの政策決定をより明確かつ迅速に対外的に発信し、政策意図の透明性を高め、目標に沿った戦略を構築することがますます重要となる」と記し、苦言を呈した。
(翻訳編集・張哲)
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