ラテン・アメリカのダンサーで自らミュージカルを主催する稲垣アイダさん(向かって右)ご友人の誕生日プレゼントで神韻を鑑賞した(野上宏/大紀元)

「天上からのメッセージ受けた」ラテンアメリカのダンサー

4月19日から日本国内をめぐってきた神韻芸術団は、24~26日まで、東京初台の新国立劇場で4 公演を行った。26日は最終公演で佳境を迎える。24日、25日と満席が続く東京公演で、観客から感想をうかがった。

 ラテンアメリカのダンサー「柔らかい平和的なイメージ」

コロンビアの民族ダンスを研究する稲垣アイダさんは、友人からの誕生日のプレゼントとして神韻を観劇。「なめらかで一つになった」踊りに感動していた。

特に水袖の衣装、ハンカチの舞い、扇子を使った踊りに惹かれた。ソプラノの声も素晴らしかったと賞賛した。

「中国の強いイメージではなく、柔らかい平和的なイメージで、夢の中にいるようだった。天からのメッセージ、中国の詩的な美しさが出ていた」と全体の印象を友人の通訳を通して伝えた。

今年は4階席だったが「来年は、ぜひ一番前に座りたい」と目を輝かせた。

「歌舞伎に通ずる華やかさ」

25日の公演を鑑賞した高木広忠氏は、ダイナミックなオープニングに力量を感じたという。神韻は歌舞伎とは違うが、共通する華やかさがあると述べた。

クラシック音楽には通じているが、その技術の高さに感服したという。知人の二胡の奏者に、その奥深い精神を聞かせてもらったと語った。また、チベットやモンゴルの舞踊が洗練された形で表されていることにも印象付けられた。

クラシックバレエを学ぶ孫は前日に神韻を鑑賞。「すっかにとりこになっていた」という。パリでの神韻の評判も耳にした。「来年もぜひ観にいきたい」と締めくくった。

「薬」となる公演で浄化

よい音楽は薬になる、と中国古典にある。神韻を鑑賞した、結婚相談所「ブライダルサロン自由が丘」代表取締役・丸山和子氏は、「心も身体も浄化した」と話した。公演中は感動で涙があふれ、何度もハンカチでぬぐったという。

仕事では、人と人とをめぐりあわせる役割を担う丸山氏は、自分の心も常に磨かなければならないとの信念を持つ。神韻を見れば「自分を向上させることができる」と述べた。

(編集・鶴田ゆかり)

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