NASAはハッブル宇宙望遠鏡が5月12日に撮影された最新の火星写真を公開した。(NASA)
火星観測の絶好機

11年ぶりに火星が地球に最接近 5月30日~6月4日絶好の観測時期

NASAはハッブル宇宙望遠鏡が撮影した最新の火星写真を公開した。写真は非常に鮮明で、褐色の大地、極地のアイスキャップ、クレーター、そして白い雲までが認められる。

米NBCニュースの報道によると、この写真は5月12日に撮影されたものであり、その時火星は地球から約8000キロメートルまで近づき、その上地球を挟んで太陽の反対側に位置しているため、地球から見ると火星の表面全体はよく照らされて地表景観も普段より鮮明に観測されるようになっているという。

「火星の衝」は平均780日ごとに起きるので、地球から明るく見える時期が26カ月ごとに巡ってくる。今回22日の「火星の衝」と30日の地球に最接近の時期が重なっているため、明るく大きくなっている火星を観測する絶好のチャンスと言える。

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