中国農民工問題

北京地下に100万人の農民工「ネズミ族」 仏記者が取材

フランス紙「フィガロ」駐北京記者のパトリック・サン・ポール(Patrick Saint-Paul)さんは、悪環境の中での生活を強いられている中国農民工の悲しい実態を紹介した著書を5月に出版した。サン・ポールさんによると、北京市内のマンションの地下に約100万人以上の農民工が生活しているという。

著書のタイトルは『地下禁止区域に居住する中国のねずみ族』(Le peuple des rats Dans les sous-sols interdits de la Chine)。サン・ポールさんは2年間の実態調査を行って執筆したこの本の中で、中国経済の成長と発展に大きく貢献しているにも変わらず、農民工がまるでねずみのような生活を送るという不公平な待遇を明らかにした。

マンションの地下で生活する農民工たち

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