備中松山城は、標高430mの臥牛山の山頂に建てられ竹田城と共に雲海に浮かぶ天空の城として人気です。日本三大山城(美濃岩村城、大和高取城、備中松山城)の一つ、現存する12天守(弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城)の一つでもあります。
中腹にあるふいご峠から天守閣までのんびり歩いて片道約30分かかります。
出発点で舗装された道と山道、2つの道に分かれています。舗装された道は後から作られたそうです。丁度日陰でしたので、山道を進みましたが、ガタガタ道で所々に段があり、少し大変でした。敵が簡単に城に辿りつけないように、攻めて来られないようにしてあるのがわかりました。
城に到着すると天然の岩盤の上に石垣を築き建てられている天守、二重櫓など見どころが満載です。苦労して登った後の山頂からの眺めは格別です。
お腹がペコペコだったので、入り口で買ったお弁当を食べました。夫婦でのんびりお城巡りをするのにいいですね。入り口では、竹の杖も用意されています。私には必要ないと思いましたが、竹の杖は珍しいので借りることにしました。持ってみると軽くて山道を歩くと意外と段差などがあり、持って行って良かったと思いました。いい運動になったなあと感じました
岡山県高梁市・吹屋の町並みは江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した文化遺産です。吹屋の特産物「ベンガラ(弁柄)」は、中国地方の銅山町などで銅鉱石の副産物として産出される磁硫鉄鉱石が原料だそうです。
吹屋ふるさと村は、国の重要街並み保存地区に指定されています。ベンガラ通りを歩くと赤銅色の石州瓦とベンガラ色の土壁はとても調和していて、懐かしい気持ちになります。
おみやげに工芸の綺麗な色のベンガラ傘が並んでいて思わず近づいて良く見るとジョロで水をかけた水が傘の上をコロコロ転がっていました。ベンガラが防水に使われているのだとわかりました。
カラフルでかわいらしい傘に思わず衝動買いしそうになりました。
若い女の子が持ったらいいかもしれませんね。
ベンガラを塗った建物で、現在も営業している郵便局がありました。中に入ると、見慣れた光景です。記念切手を購入しました。
何組かの観光客が歩いておられました。静かな時間が流れていきます。
(文・まさ惠)
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