中国著名な人権派弁護士高智晟氏の新著『2017年、起来中国(2017年、中国よ目を覚ませ)』には、5年に渡る収監期間で自身が受けた迫害が詳細に記録されている。 (蔡雯文/大紀元)
高智晟弁護士の新著

中国政治犯専用の過酷な監房 設計者「まさか自分が…」

人権派弁護士として中国で著名な高智晟氏。新著『2017年、起来中国(2017年、中国よ目を覚ませ)』には、同氏が収監されていた政治犯専用施設の実態や監房などについての詳細な記述がみられる。

この監房は陳紹基前広東省公安庁長官が考案したもので、政治犯を対象とする収容施設として中国全土に広まった。

皮肉なことに、考案者の陳紹基氏はのちに「双規(規定の時間と規定の場所で汚職の疑いをかけられた官僚が取り調べを受けること)」の対象となり、自身が設計したこの監房に収容されたという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。