避暑のため、高温のなか海岸のレジャーに行く家族(Getty Images)
地球温暖化・異常気象

高温、洪水、高いCO2濃度-異常気象が増える恐れ=米環境当局

5月以降、世界各地で異常気象が続いている。5月末フランスでは大雨による洪水が発生。インドでは史上最高の51度の気温を観測。7月半ばから中国の長江地域や東北地域などの各地で豪雨による大洪水が見舞われ、上海などの南部地域では40度を超える猛暑が続いた。米国でも8月中旬、南部で大雨による洪水被害が各地で発生した。ニューヨークやフィラデルフィアでは体感温度が43度を観測し、高温注意報が出された。

23日に日本を通過した台風九号も猛威振るった。この影響で関東地方や北海道に強風、大雨、道路の冠水などの被害をもたらした。

洪水や猛暑などの異常気象の主因はエルニーニョ現象と言われる。エルニーニョ現象を引き起こす要因は二酸化炭素の排出量増加で地球温暖化と海面水温の上昇だとされる。

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