8月21日、中国湖南省張家界大峡谷ガラス橋での様子(FRED DUFOUR/AFP/Getty Images)

中国張家界ガラス橋、営業開始13日後に一時閉鎖

8月20日の営業開始から13日しか経ていない中国湖南省張家界大峡谷ガラス橋について、管理当局である張家界大峡谷景区は2日、国内外観光客への開放を一時停止すると発表した。再開時期についての言及はなかった。

同管理当局が公式微博アカウントで発表した声明によると、ガラス橋を含む観光地区全体のシステム改善と更新が必要になったことが一時封鎖の理由で、橋には破損や亀裂はないとのことだ。入場チケットを予約した団体ツアー観光客に対しては、5日までに時間を分散して開放するとの措置をとった。

一方、管理当局担当者は米CNNに対して、予想以上の来訪客数に「参ってしまった」と口にし、ガラス橋の来訪客数は毎日8000人に限定しているが、世界各国からの観光客殺到のため、実際の需要はこの10倍以上だと説明した。

2つの山の間に建てられた同橋は長さ430メートル、幅6メートル、谷の底からの高さは300メートル。世界最長、世界で最も高いガラス橋だ。橋全体への負担を考慮した結果、一度に橋の上に立てれる人数は最大600人だという。当局は橋の強度と安全性を証明するため、今年6月英BBC放送の記者を招待し、記者に橋で使われているガラスをハンマーで打たせた。結果的に、3層構造のガラスの第1層が割れたが、第2と第3層は割れなかった。

昨年10月、河南省雲台山の標高1080メートルにあるガラス空中散歩道は開放されてから10日間後に、観光客がステンレス製コップを落とした際にガラスに亀裂が入り、現場にいた他の観光客がパニックに陥った出来事があった。国内ネットユーザーの間では、今回張家界ガラス橋の一時閉鎖も安全的に問題があったのではないかとの見方が広がっている。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明