中国共産党が崩壊することで、はじめて中国と中国国民に新たな希望と再生を見出すことができる(GettyImages)
大紀元コラムニスト 程晓容

驚きの腐敗実態と大規模デモ多発からみる中国共産党の末路(2)

驚きの腐敗実態と大規模デモ多発からみる中国共産党の末路(1) の続きです。

  中紀委が製作した反腐敗キャンペーンのドキュメンタリー番組と他の国内メディアが報じた官員らの腐敗実態に驚きの連続だ。高級ホテルの超豪華スイートルームで会議をする官員、68戸の豪邸を持つ官員、莫大な量の高級ヒスイ腕輪を保有する官員、家のベッドの下に大量の現金を隠す官員などなど。 

最も驚いたのは、当局が公表した収賄金額が最高額だった人が高い地位の政府官員ではなかったことだ。黒龍江省にある国営石炭企業の龍煤集団傘下子会社の副社長の丁鉄義氏という人物だ。丁氏は3億元(約45億円)以上を収賄したとして、10月に中国当局に終身監禁を言い渡された。子会社の副社長が3億元の賄賂を受け取ったなら、親会社の社長や会長などの幹部はどれほどの賄賂を受け取っているだろうか?他の鉄鋼や石油関連国営企業の幹部はまたどれほどの収賄を受け取っているだろうか?と多くの国民が疑問を持つ。国民の怒りを買うのを恐れて、習近平政権はそれを発表する勇気がないだろう。

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 中国人民解放軍の元軍人らは11日、北京市中心部に位置する軍の最高意思決定機関である中央軍事委員会と国防部が入る「八一大楼」の前で、退役後の待遇改善を訴える大規模なデモを行った。約千人以上の元軍人が参加した。厳重に警備をされている軍中枢機関の前で行われたデモは極めてまれだ。
 中国全国各地から1万人以上の退役軍人が集まり、11日、北京市中心部にある「八一大楼」(注1)の前で生活の保障と待遇改善を訴え、12日早朝まで抗議を続けた。今年の元軍人による抗議活動としては最大規模のものとなる。元軍人の代表らは軍当局責任者と交渉を試みたが、その結果はまだ不明。
 中国全国各地から集まった退役軍人が11日北京市中心部にある、軍最高意思決定機関の中央軍事委員会と国防部が入っている、通称「八一大楼」の前で集まり、生活の保障と待遇改善を訴えて、12日早朝まで約24時間の抗議を行った。最終的に約1万人以上が集結し、元軍人による過去最大規模の抗議活動となった。情報筋によると、デモ参加者代表は当局の高官と交渉を試み、一定の成果を収まったとし、今回の抗議活動は「成功した」「今後元軍人による陳情の前例となった」と示した。
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