土地収用の犠牲
「学校へ行きたい」訴えた子供3人、天安門広場で警察に拘束され行方不明
北京市の天安門広場で1日、子供たち3人が、陳情者の子であり北京市の戸籍がないため教育を受けられないのは不当との不遇を訴えていたところ、警察に拘束された。3人の子供たちは勉学への意欲がひと際強く、自主的に北京の政治中枢である中南海で陳情を続けていた。
行方不明になっているのは、河南省出身で母親・胡大料さん(51歳)の3人の子供、李新輝くん(13歳)、李文壇ちゃん(11歳)と李文普くん(8歳)。家族は、強制土地収用の被害を陳情するため、12年前に上京して活動を続けていた。
母親の胡さんによると、1日昼、天安門広場で3人の子供は「学校に行きたい」と書いたプラカードを掲げたところ、すぐに私服警察官に拘束されたという。1日に一度、子供たちが所持していた携帯電話がつながったものの、子供の声は聴けず、電話は切られてしまった。以後、連絡が取れず、行方がわからないという。「子供たちが今どこにいるのは非常に心配」と、胡さんは憔悴した表情で記者に話した。
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