習近平氏側近の応勇氏 上海市長に就任
中国上海市政府は、習近平国家主席の側近とされる応勇氏が20日午後、正式に上海市長に就任したと発表した。国営新華社通信など複数のメディアが報じた。
同報道によると、上海市第14期人民代表大会(市議会に相当)において、現在同市党委員会副書記で常務副市長を務める応勇氏を、17日辞任した楊雄前市長の後任として選出した。
応氏は近い将来、党内江沢民派閥の韓正氏に代わって、上海市党委員会書記(市トップ)に就任するとみられる。
(翻訳編集・張哲)
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中国共産党中央規律検査委員会(中規委)は10日、「重大な規律違反があった」として上海市艾宝俊・副市長(55)を取り調べると発表した。2012年末習近平体制発足後に失脚する上海市省クラス高官の1人目となる。最近、江沢民元国家主席の地盤である同市の政治情勢の変化が顕著になりつつある。兆候の一つには、江氏の側近とされる上海市のトップ、韓正・上海市委書記(61)は習近平体制の改革や汚職撲滅運動を支持する発言を繰り返し、習近平擁護の姿勢を明確にしていることだ。
軍の支配権を政敵の江沢民派から取り戻したとみられる中国の習近平国家主席は、同派への包囲網を縮小させている。江派の本拠地といわれている上海市に関して、江沢民元国家主席の側近で、同市トップの韓正・党委書記と、楊雄・市長が近いうちに更迭されるとの報道が相次いでいる。
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