初めての夜行バスで、19時間も乗ることになるなんて?!(撮影・コウ)
<コラム>

台湾人の驚き!コウさんのニッポン発見 初めての夜行バスでトラブル

この前、初めて夜行バスに乗りました。12時間以上も乗り、翌朝東京駅に着く予定でした。台湾ではこんなに長時間の夜行バスはありません。長くて4、5時間です。日本で初めての夜行バス体験、ドキドキしていました。

朝起きたとき、運転手が放送しました。「皆さん、おはようございます。深夜、高速道路で事故が発生し、さらに大で到着が大幅に遅れています。到着予定時刻は、午後4時となっております」。これを聞いて私は「えー?!」ととても驚きました。カーテンを開けてみると、目の前は真っ白! 雪がたくさん積もり、まだ降り続いていました。車はのろのろ運転で大渋滞。私は「これは大変だ!」と焦りました。

(PhotoAC)

訪問先には、早めにサービスエリアから連絡しました。仕事中の妻にも大至急電話して、「どうしよう? どうしよう? 大雪と事故でとっても遅れて大変だよ…」と伝えました。妻は「せっかくお金かけて行ったんだから、なんとか延期してもらったら?」とアドバイスしてくれました。

東京駅に着くとクタクタでした。新幹線に乗り換え、急いで髭をそり、顔を洗い、歯を磨きました。長時間バスに乗っていたため、もうガマンの限界! 顔が油っぽく、鏡越しに見る自分の顔はとても疲れ切っていました。結局その日の予定は翌日に延期となり、その後のスケジュールが全てずれてしまいました。

妻も何度か夜行バスに乗ったことがあるそうですが、こんなに大幅に遅れたことなんてないそうです。初めて乗った夜行バスで、こんなトラブルに巻き込まれるなんて私はなんて運が悪いのか…。でも、翌日の予定はとても上手くいきました。中国語のことわざに、「山重水盡疑無路 柳暗花明又一村」という言葉があります。意味は、苦境を経てようやく希望が見えてくること。本当にこのことわざ通り、苦労の後にはいい結果が待っていました!

12時間でも長いと思っていましたが、結局、19時間もの長旅になりました。帰りはLCCの飛行機に乗ることにしました。行きと違って、帰りはとても楽でした。初めての夜行バス体験でしたが、もう二度と乗らないと固く誓いました(笑)。

(文・コウ)

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