生物の不思議

【動画】生の鶏むね肉みたいに変身するヤモリ

敵の攻撃から身を守るため、多くの種のトカゲは、再生可能な尻尾を切り落とす方法をとる。しかし、新種のヤモリは、身体のうろこを削ぎ落して逃げるという能力をもっていることが分かった。新皮があらわになった姿は、まるで生の鶏むね肉のようだ。

英メディアSeekerが7日に伝えたところによると、Gecolepis megalepisと命名された新種のヤモリは、アフリカ南東の島マダガスカルで発見された。「魚鱗を持つヤモリ」に属する新種の発見は75年ぶり。研究調査は科学誌PeerJジャーナルに掲載される。

  同種のヤモリは捕食者が攻撃すると鱗を失う。 しかし、このたび発見された新種は比較的大きなウロコを持ち、素早く、全ての落とすことができる。「裸」になったヤモリの姿は、生の鶏むね肉のように見える。

研究代表者であるドイツのルードヴィグ・マクシミリアン大学の大学院生Mark Scherzさんは、ウロコを脱落させたヤモリは「湿度の高い安全な場所を探し、数週間後にウロコを再生させることができるだろう」とメディアに語った。

この研究を通じて、科学者は、ヒトの皮膚の再生に応用できるよう、この新種のヤモリの能力の解明を目指す。

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連記事
韓国憲法裁判所が尹錫悦大統領の罷免を決定し、政界に激震が走った。尹前大統領は国民への謝罪の意を表明。一方、与党は苦渋の中で裁判所の判断を受け入れる姿勢を示し、野党は「民主主義の勝利」として早期大統領選に向けた動きを加速
中共が台湾周辺で軍事演習を実施。だがその背後には、軍上層部の粛清や内紛、米国への牽制など、異常な兆候が見え隠れしている。
韓国の憲法裁判所は4日午前、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する弾劾審判で、弾劾は妥当との判断を示し、尹大統領を罷免すると宣告した。
トランプ大統領が全輸入品に10%の関税を課す新制度を発表。カナダやEU諸国は強く反発し、貿易戦争の懸念が高まっています。各国首脳の反応まとめ。
トランプ米大統領が発表した新たな関税政策がベトナム経済に大きな衝撃を与えた。同政策では、ベトナムからの輸入品に対し46%という極めて高い関税が課されることが明らかになり、これを受けてベトナムの株式市場は歴史的な急落を記録した。