生物の不思議

【動画】生の鶏むね肉みたいに変身するヤモリ

敵の攻撃から身を守るため、多くの種のトカゲは、再生可能な尻尾を切り落とす方法をとる。しかし、新種のヤモリは、身体のうろこを削ぎ落して逃げるという能力をもっていることが分かった。新皮があらわになった姿は、まるで生の鶏むね肉のようだ。

英メディアSeekerが7日に伝えたところによると、Gecolepis megalepisと命名された新種のヤモリは、アフリカ南東の島マダガスカルで発見された。「魚鱗を持つヤモリ」に属する新種の発見は75年ぶり。研究調査は科学誌PeerJジャーナルに掲載される。

  同種のヤモリは捕食者が攻撃すると鱗を失う。 しかし、このたび発見された新種は比較的大きなウロコを持ち、素早く、全ての落とすことができる。「裸」になったヤモリの姿は、生の鶏むね肉のように見える。

研究代表者であるドイツのルードヴィグ・マクシミリアン大学の大学院生Mark Scherzさんは、ウロコを脱落させたヤモリは「湿度の高い安全な場所を探し、数週間後にウロコを再生させることができるだろう」とメディアに語った。

この研究を通じて、科学者は、ヒトの皮膚の再生に応用できるよう、この新種のヤモリの能力の解明を目指す。

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連記事
元北朝鮮駐英公使のテ・ヨンホ氏は、ロシアで戦う北朝鮮兵士に対し脱北を呼びかけた。テ氏は自由アジア放送のインタビューで「稀有な亡命の機会」と述べ、韓国への逃亡を勧めるとともに、兵士たちが金正恩のために命を犠牲にする必要はないと強調した。国を裏切る国の指導者、金正恩とはそういう人間ということだ。歴史には彼の汚名と犯罪しか残らないだろう。
ほんの数十年前まで抑止力の核を担っていた航空母艦(空母)は、もはやその力を失いつつある
スペイン東部を中心に10月末に発生した集中豪雨で、1日までに200人以上の死亡が確認された
スイスのチューリッヒ芸術大学は、中国のハルビン工業大学との共同プログラムを終了した。同校は協力終了の背景には、学位基準の違いや運営上のリスクがあるとしている。今後多くの大学が同様の対応を取る可能性が指摘されている
台風21号が去った後の台湾の町はボロボロ…