2017年4月29日、ドナルド・トランプ米大統領はペンシルバニア州で、貿易と製造の政策当局の設立に関する大統領令に署名。米国通商評議会トップ、ピーター・ナバロ氏にペンを手渡す(JIM WATSON/AFP/Getty Images)
就任から100日

トランプ大統領、米中関係と北朝鮮問題を語る=米メディア

就任から100日を迎えた米国ドナルド・トランプ大統領は現地時間4月29日、米CBS放送の「フェイス・ザ・ネイション」報道番組に出演し、緊迫する北朝鮮情勢をめぐって、インタビューに応じた。

トランプ大統領は、北朝鮮が核実験に踏み切る場合、「私が不愉快だし、尊敬すべき中国習近平国家主席も不愉快になるだろう」と話した。

番組司会者から、「不愉快とは軍事行動を起こすとの意味だろうか」との質問に対して、「わからない」と述べ、今後情勢を注視していく姿勢を示した。

さらに、今後軍事行動の有無について、トランプ大統領は「われわれはすべての計画を明らかにしてはいけない」「彼(金正恩朝鮮労働党委員長)はよりよい発射システムを持つことになるだろうが、しかしわれわれはこれを阻止しなければならない」とだけに留まった。

いっぽう、中国の習近平国家主席と非常に良好な関係を築けたと話したトランプ大統領は、中国が圧力強化で北朝鮮情勢が大きく変化するのに期待すると話した。

「習主席は北朝鮮に圧力をかけている」「習主席はわれわれに協力している」と言ったトランプ大統領に対して、司会者は今後米国は、為替操作問題のほかに、人権問題、知的財産権などの問題で中国に対して圧力をかけないことにしたのかと質問した。

トランプ大統領は、現在の北朝鮮問題は米中貿易問題よりも深刻で、「大規模な戦争が起きれば、数百万人が殺されるだろう」と強調した。

(翻訳編集・張哲)

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