ロシア革命後の世界

知られざる共産党と悪魔信仰 残虐なレーニン

近代の百年以上の歴史が物語るように、共産主義は「この世のユートピアを創造する」との名目で闘争、飢饉、虐殺、恐怖を人類社会に広げ、一億人もの人々の非正常死をもたらした。共産主義国家が消えていく今日、これまで語られてこなかった負の歴史を、大紀元はシリーズ社説「共産主義の終焉」のなかで解き明かしていく。


1917年のロシア革命後、外国に逃亡していたレーニンがロシアに戻り、「十月革命」で臨時政府を転覆して権力を握った。共産主義の人類に対する敵視は、ソビエト政権から粛清と大虐殺の形で具現化された。

マルクスとエンゲルスは悪魔信仰者だったが、レーニンも同じだった。レーニンの「同志」トロツキーは「青年レーニン」と題する本にて、16歳のレーニンが首にかけた十字架を外してつばを吐き、そして十字架を足で踏んだことを書いている。これはサタン教によく見られる儀式だ。作家のアリドナはレーニンについて「レーニンは邪悪な人で、狼のような邪悪な目つきだった」と評価した。

「革命についていえば、確実に成功するためには統治階級と文化人を粛清するしかない」レーニンは革命後、この自らの言葉に沿って虐殺を始めた。1917年、レーニンは自ら秘密警察「チェカ(KGBの前身)」を組織し、逮捕、立案、量刑そして死刑執行の権力を付与して恐怖政治を始めた。1918年にはソ連初の強制労働収容所を設立し、ソ連邦では以降多くの収容所が建てられた。

レーニンは自らの発案により、高い文化水準を持つ知識人を国外追放し、圧政に抵抗したクロンシュタットの水兵を残酷に鎮圧した。1922年、レーニンはソビエト大会において「メンシェビキを公で唱える者に対し、我々の裁判所は一律にして銃殺の刑を言い渡す」と演説した。同年8月には「行政駆逐法令」を発布し、その影響で年末までに200万人以上が駆逐され、国外追放された。

2003年7月17日、モスクワのクレムリン近くで、最後のロシア皇帝ニコライ2世の肖像画を掲げる市民。ロシア正教会は7月17日、ボルシェビキ革命家により暗殺されたニコライ2世と家族の死を弔う行事を行った(Getty Images)

ロシア皇帝ニコライ2世一家の処刑からもレーニンの残酷さが見て取れる。1918年7月、監禁されたニコライ一族は裁判を経ずに殺害された。子供を含む11人が銃殺され、死体は焼かれ、そして硫酸で顔を溶かされた。このロシア皇帝こそ、レーニンの追放先での優雅な生活を保障し、毎月8ルーブル支給していたのだ。

ロシア思想家のプレハーノフはレーニンの残酷で凶暴な一面に気づき、臨終の時に書いた「政治遺書」で次のように述べている。「レーニンは定めた目標を達成するためにどのようなことでもする。必要となれば、悪魔とでも手を組むだろう」「レーニンは半数のロシア人を幸せな社会主義の未来に追い込むために、もう半数のロシア人を殺すことさえ厭わない」

(つづく)

(翻訳編集・王文亮)

 
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