ヨーグルト消費増加 脱脂粉乳の輸入枠2.6倍に

脱脂粉乳を使ったヨーグルトの生産と消費が増していることなどに合わせて、林水産省は、29年度の脱脂粉乳の輸入枠について、当初の13,000トンに21,000トンを上乗せした34,000トンにする。

バターの需給は安定的に推移する見込みで、平成29年度のバターの輸入枠13,000トンは変更しないという。

同省によると、29年3月末の在庫量は24,000トン(対前年比11.0%増)と高水準。また、29年度の輸入枠13,000トンの入札も4月以降毎月実施予定で、バターの需給は今後とも安定的に推移する見込みであることから、平成29年度の輸入枠13,000トンは変更しない。

いっぽう、脱脂粉乳を利用したヨーグルトの生産量が増加し、28年10月以降、在庫量は減少傾向で推移。29年3月末の在庫量は48,000トンで対前年比マイナス14.6%。

29年度も脱脂粉乳の消費量の増加が見込まれることから、29年度の脱脂粉乳の輸入枠について、当初の13,000トンに21,000トン(生乳換算136,080トン)を上乗せした34,000トン(生乳換算220,320トン)とする。

29年6月以降、独立行政法人農畜産業振興機構が、輸入入札を実施する。

(編集・甲斐 天海)

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