「作り手の想いが伝わるデザイン」米国証券取引委員会の元デザイナー、仕事に対する姿勢
ファッションデザイナー、建築家、音楽家、文筆家に至るまで、表現者は、いかに優れた技術力でアイデアを作品に反映させられるかに注目する。いっぽう、表現者としては、どのような心構えでいるべきなのだろうか? クリエイティブ・ディレクターとして受け手に響く作品を届けられるよう、日々心を磨くことに努め、米国のメディア界で活躍するある人物に話を聞いた。
米国でカトリック教の家庭で育ったロバート・カウンツ(Robert Counts)さんは、吉林省長春市で伝えだされた中国伝統の修煉法を学んでいる。少年期から老子の『道徳経』に興味を持ち、人生の意味を探し求めていた。
19歳の夏、マサチューセッツ州芸術大学の大学生だったカウンツさんは、ある展示即売会のブースで1部の資料を受け取った。「心身を修める修養方法だとわかりました」と、中国伝統の気功法・法輪大法の資料を読んで感じたという。また、座禅や気功を通じて「身も心も軽快になる、気持ちの良さ」を体験し、修練を始めた。
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