英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル高田茜出演、『真夏の夜の夢』が映画館に
英国ロイヤル・バレエ団の日本人プリンシパル高田茜が出演するバレエ『真夏の夜の夢/シンフォニック・ヴァリエーションズ/マルグリットとアルマン』が9月1日(金)から、またオペラ界のカリスマ ヨナス・カウフマンのオペラ『オテロ』が、8日(金)から公開される。
『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの戯曲をもとにしたバレエで音楽はメンデルスゾーン。高田茜は今回、プリンシパルとして妖精王オベロンの妻、ティターニアを演じる。『シンフォニック・ヴァリエーションズ』は動きの美しさを表現した独創的な名作。『マルグリットとアルマン』は、「椿姫」をもとにマーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフのために作り上げたバレエだ。
この3つのバレエは、ロイヤル・バレエが誇る振付家フレデリック・アシュトン(1904–88)の遺産ともいえるもので、英国ロイヤルバレエの精華を堪能できる。
ロイヤル・オペラ『オテロ』はシェイクスピアの悲劇「オセロ」をもとに作り上げられたオペラでヨナス・カウフマンにとってはじめての挑戦となる。オペラ界のカリスマとも言われるヨナスが嫉妬と疑惑に翻弄されるオセロをどう演じるか期待が膨らむところ。
東宝東和株式会社は英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像を『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17』と題し、TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で上映してきた。今回はそのフィナーレとなる。
多くの人にとってオペラやバレエ観劇のためにロンドンまで行くのはなかなかできることではないが、映画館の大きなスクリーンで、世界最高のオペラハウスの一つといわれる英国ロイヤル・オペラ・ハウスの舞台を、最高の映像と音響装置で疑似体験するのもよいのではないだろうか。
(編集・大道)
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