中国の反腐敗運動

中国保険大手の安邦トップ 身柄を拘束 金融界の腐敗取り締まり

中国金融界における腐敗取り締りの動きは強まっている。中国大手保険会社「安邦保険集団」は14日、呉小暉会長(51)が「個人的な理由でしばらく職務を遂行できなくなった」と発表した。これまで多くの中国メディアに取り上げられた呉氏の「身柄拘束」説を裏付けたものとなった。

英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)中国語版サイトは5日、安邦の取引先など関係者4人の話として、呉氏はすでに出国を禁止されていると報じた。中国メディア「財経網」は13日、呉氏が当局に連行されたと独占スクープとして報じたが、記事はその後削除された。

中国国外の華字メディア「明鏡郵報」は4月25日、4月9日に失脚した保険監督管理委員会(保監会)トップの項俊波主席の供述が直接呉氏の拘束を招き、巨額の貸付金や資本流出などの問題で当局の調べを受けていると報じた。

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