米国株価指数を開発・算出するMSCI社は米東部時間20日夕方、中国本土上場の人民元建て株式(A株)を同社の新興国株価指数に組み入れると発表した。(Mario Tama/Getty Images)

中国A株がMSCI指数組み入れへ 「海外投資家は慎重に」=専門家

米国株価指数を開発・算出するMSCI社は米東部時間20日夕方、中国本土上場の人民元建て株式(A株)を同社の新興国株価指数に組み入れると発表した。

中国国内メディアは、海外からの資金流入により低迷だったA株の相場は上昇するのではと分析した。しかし、一部の専門家は海外投資家に対して、株式市場への政府の介入は依然として強く、政策で市場をコントロールしてきた管理手法は今後も続くため、慎重に投資を行うようと呼び掛けている。

MSCIは20日、2018年6月から中国のA株をMSCI新興国株価指数への採用を実施するとした。222銘柄の中国A株大型株をMSCI新興国株価指数に組み入れるとされているが、その構成比率は全体の0.73%にとどまる。

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