7月2日、湖南省の長沙市で、冠水した道路(STR/AFP/Getty Images)

【動画】中国湖南省などで豪雨で洪水、河川氾濫 数十万人が避難

7月1日から2日にかけて、中国の中部と南部では、記録的な豪雨のため洪水が相次ぎ、河川やダムの氾濫、土砂災害に見舞われた。死者、行方不明者は不明で、数十万人が避難を強いられている。

中国国内メディアによると、被害は湖南省を中心とし、長江の主要な支流の水位が大きく上昇し、複数の個所で堤防が決壊した。同省では26万人が避難しているという。

インターネットに流れる、被災者らによる洪水の映像は7月1日に撮影されたものが多く、湖南省長沙市、婁底市、漣源市とみられる地域での災害の様子が収められている。

映像には、家屋に大量の水が流入し、車両が流されていく様子や、橋が決壊して橋の上にいた人々が激流に流される場面などが映っている。映像は、当局発表よりも死傷者数が多いことを示している。

中央気象当局によると、7月1日~2日に湖南省、安徽省、江西省など中部を流れる河川は氾濫のリスクが高まったという。

(翻訳編集・佐渡道世)

関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。