中国当局、証監会前主席を厳罰 株価大暴落で空売りに関与か
中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)は20日、2015年11月に「厳重な規律違反」で取り調べを受けてきた姚剛・証券監督管理委員会(証監会)前副主席に対して、党籍のはく奪と公職の追放との処分を下した。香港メディアは過去、姚氏は15年夏の株価大暴落で、海外勢力と共謀して株式の空売りに関わったと報じた。
姚氏は証監会で長年企業の新規株式上場(IPO)の申請審査を担当するなど、大きな権限を握っていた。当局は同氏が関係者に巨額な資金の賄賂を受け取った見返りとして、便宜を図り、「資本市場の秩序と証券監督管理部門の政治環境を破壊した」などと批判した。
15年6月、中国株式市場で株価が大暴落。中国公安当局が同年7月、また中紀委の巡視組が10月に証監会に入り、暴落との関わりを捜査した。11月13日に姚氏の失脚が発表された。
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