南極で106年前のフルーツケーキ「食べられそう」な状態で発見

南極大陸アデア岬で、106年前のフルーツケーキが、南極に建てられた最古の小屋で発見された。保存状態が良く、まるで「食べられそう」に見えるという。

このケーキを発見した、南極大陸の冒険を支援する慈善団体「Antarctic Heritage Trust」によると、ケーキは薄紙に包まれて、さび付いたブリキの箱に入っていた。中身の状態が良く「美しい」見た目を保ったままで、臭いは少ないが、微かに古いバターの香りがするという。

この慈善団体は、1899年にノルウェーの探索部隊が建てた丸太小屋の保全作業を行っていた。小屋は、南極大陸で建設され現存する最古の建物。なかからは、他の探索部隊が残したとみられる肉や魚などの食品を見つけたが、ほとんどは腐敗した状態だった。

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