北朝鮮が挑発行為やめれば韓国格上げ検討も=S&P
[ソウル 14日 ロイター] – 格付け会社S&Pグローバル・レーティングは14日、北朝鮮が挑発的行為をやめることに真剣な姿勢を示した場合、韓国のソブリン信用格付けの引き上げを検討する可能性があると明らかにした。
S&Pのソブリン格付けチームのシニアディレクター、キムエン・タン氏は、韓国格上げの可能性はあるかとの質問に対し、「今後、(北朝鮮の)挑発行為が止まると確信を持つことができれば(答えは)イエスだ」と述べた。
その上で、朝鮮半島の緊張の高まりを考慮すると、ありそうにないシナリオだと指摘。「彼らが武器の開発を進めることを誰も止められない」と語った。
S&Pの韓国の格付けは3番目に高い「AA」で、見通しは「安定的」。英国、ベルギーと同じ。
タン氏は、中国による韓国企業に対する不買運動については経済への影響を重視しない姿勢を示した。新型迎撃ミサイルTHAAD(サード)の配備決定に対する過剰な報復行為はないだろうとし、おおむね象徴的なものになると指摘した。
関連記事
[ワシントン 10日 ロイター] – バイデン米大統領は11日、インドのモディ首相とバーチャル形式 […]
[パリ 8日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が8日発表した3月の食料価格指数は159. […]
バイデン米政権でインド太平洋地域政策を統括するキャンベル調整官は5日、ロシアによるウクライナ侵攻が続いても米国 […]
[マニラ 28日 ロイター] – フィリピン軍と米軍は28日、2015年以降で最大規模となる合同軍 […]
2019年に中国当局の宗教弾圧から逃れるため、韓国の済州島(チェジュ島)に渡った中国のキリスト教信者60人が、中国に強制送還されるという問題に直面している。