テロとの戦い

英仏伊首脳、ネット企業に「テロ関連コンテンツ」の迅速な削除要請へ

[国連 20日 ロイター] – 英国、フランス、イタリアは20日、インターネット上の「テロリストコンテンツ」について、ほとんどが投稿されてから1─2時間以内に拡散するとしてこの時間内に削除するよう、ソーシャルメディア企業に求める方針。

メイ英首相、マクロン仏大統領、ジェンティローニ伊首相が国連総会のイベントで、この問題を提起する。

英国国連代表部によると、同イベントには米フェイスブック<FB.O>、マイクロソフト<MSFT.O>、アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルなどが参加する予定。

メイ首相は企業による取り組みの進展を歓迎した上で、過激派組織「イスラム国」(IS)のような集団が過激思想を扇動する投稿や、爆弾の作成方法を示す投稿を拡散する動きを阻止するため、企業に取り組みを「さらに推進し、一段の迅速化」を目指すよう求めるという。

また「テロリスト集団は宣伝活動へのリンクがより短時間で削除されていることを認識しており、コンテンツの迅速な拡散に重点を置くようになっている」と指摘し、「業界全体でテロリストコンテンツの削除自動化や、アップロード自体を防ぐ技術的解決策の開発に向け、一層踏み込んだ迅速な対応が必要だ」と述べる。

関連記事
ある少女はイギリスのヨークにあるスーパーマーケット(アルディ)に行った後、そこで売られている新しいぬいぐるみを家に持ち帰ることを夢見ていました。しかし、親切な店長に出会わなければ、その夢は破れていたでしょう。
英国のトマス・タジェンダット安全保障相は1日の下院で、スナク新政権は公約に掲げた国内30カ所に及ぶ孔子学院の閉 […]
英国防省はこのほど、異例の「脅威警告」を発布し、退役軍人に対して中国軍のヘッドハンティングに応じないよう呼びか […]
英紙ガーディアン11日付によると、同国の理工系大学インペリアル・カレッジは中国の防衛関連企業がスポンサーとなっ […]
辞意を表明したジョンソン英首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選で決選投票に進むリシ・スナク前財務相は24日、当 […]