国連総会演説
共産主義と社会主義は世界の荒廃に繋がる=トランプ大統領
米ニューヨークの国連本部で現地時間19日、総会が開かれ、加盟国首脳によるスピーチが行われた。圧倒的に注目を集めたのは「他国リーダーのとは全く異色」とBBCも報じた、米トランプ大統領のそれだ。北朝鮮に対して軍事的手段を選択肢としていることを改めて示唆し、「日本で13歳の少女を拉致してスパイにしようとした」と安倍首相が取り組んできた拉致問題について言及した。しかし、大統領が「社会主義と共産主義が世界を壊してきた」と発言したことは、あまりスポットが当たっていない。
国連での初演説を披露したトランプ大統領は、ソ連、北朝鮮、キューバ、ベネズエラなどを名指しして、「本気で社会主義や共産主義(政権)をとってきた国は、人々に苦痛と荒廃をもたらした」「残酷な体制下で人々(国民)は苦しんでいる」と、そのイデオロギーを批判した。
「北朝鮮ほど軽蔑されている国は他にないだろう。国民よりも、腐敗した体制の維持を優先している。数百万人が飢え、数えきれないほどの刑務所を備え、拷問、粛清が行われている。責任を問われるべきだ」。
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