豪州東部のガス不足、資源大手が国内供給に同意 輸出規制回避

[シドニー 27日 ロイター] – オーストラリアのターンブル首相は27日、同国東部で2018年と19年にガス不足が予想されている問題で、ガス会社が2年間にわたる国内供給契約に同意したと表明した。

同首相は、輸出規制の導入を示唆していたが、今回の合意により、規制の導入は回避された。

資源大手のロイヤル・ダッチ・シェル、オリジン・エナジー、サントスが「未契約分のガスについて、国内の顧客を優先する方針を示した」(同首相)という。

同国では、ガス価格が上昇し、ガス料金や電力料金が高騰。家計や企業に影響が出ており、政府は国内ガス供給の不足が生じると判断した場合に東海岸からの液化天然ガス(LNG)輸出を制限できる措置を導入している。

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