ブラジル国民の92%が大統領に不信感、新たな汚職疑惑で=調査

[ブラジリア 28日 ロイター] – 調査機関IBOPEが28日に公表した最新世論調査で、ブラジルの現政権に対する信頼が一段と低下し、国民の92%がテメル大統領を信頼していないことが分かった。

大統領に国内食肉最大手JBSに絡む汚職疑惑が浮上したことなどが背景。

調査によると、テメル政権を「悪い」または「ひどい」と感じている回答者は全体の77%で、7月の前回調査時の70%から割合が上昇。政権を「素晴らしい」または「良い」と感じていた人の割合は、同5%から3%に低下した。

現在も大統領を信頼しているとの回答は、同10%から6%に低下した。

テメル大統領の支持率は、弾劾で罷免されたルセフ前大統領が記録した最低値を下回った。

調査は15─20日、全国産業連盟(CNI)の委託で全国の2000人を対象に行われた。

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