ロシアのプーチン大統領、2018年大統領選への出馬は未定

[モスクワ 4日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は4日、2018年3月に行われる大統領選挙に出馬するかどうかは決めていないと明らかにした。プーチン氏の出馬は広く予想されている。

大統領はモスクワで開かれたエネルギー関連の会合で、次の大統領選で誰が対抗馬となるかと問われると「私自身が出馬するかどうか、まったく決めていない」と答えた。

また、大統領選への出馬を望む場合は、11月下旬から12月初めに立候補を表明する必要があると述べた。

プーチン氏が再選を目指して出馬を決めた場合、強力な対抗馬がいないため、第1回投票での圧勝が予想されている。

ロシアの裁判所は2日、反汚職を訴える野党指導者アレクセイ・ナワルニー氏に20日間の懲役刑を言い渡した。大統領選への出馬を目指すナワルニー氏は、プーチン氏の誕生日の7日に大統領の出身地サンクトペテルブルクで選挙集会を行う計画だったが、実刑判決によって開催は難しくなった。

ただ、世論調査によると、ナワルニー氏が出馬する場合でもプーチン氏の圧勝は変わらない見通し。

ロシア政府は3日、ナワルニー氏の支持者に対し、無許可での集会を開催しないよう警告した。

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